伝統上の有名な硯。盤古硯、“盤硯”とも言う。河南済源の盤古、天壇山、硯山などの地区で造られて命名された。天壇硯の石質は、脂っこくてウェットである。紋が精密で細かい。丈夫で脆くない。柔らかくて軟弱ではない。平滑で滑らない。製造された石の硯は、鮮明な造型があり、精巧な彫り工芸も持つ。歴代の文化人の大好物である。“質之堅潤、琢之円潤、色之光彩、音之清冷、体之厚重、蔵之完整” （明高廉《遵生八箋》）の美徳を持つ、我が国の有名な硯の一つである。

天壇硯は、石の質の紋が精密で細かい。丈夫ですべっこい。柔らかくて軟弱ではない。水っぽくて精細的である。丈夫で脆くない。柔らかくて軟弱ではない。平滑で滑らない。コバルトのようで硬くない。玉石のような色と木魚のような音。色が碧玉のように綺麗であり、琥珀のように輝く。できた墨汁は保湿できて、純粋で均一にしている。書くことと画することによっても良い。細かい損もない。硯になった後、墨汁が豊富であり、保存の時も、墨は消えない。長く保管しても腐にならない。冬には凍らなく、夏にはが枯れない。この墨で書いた字と絵は虫が食ない。“盤墨宝色”の褒められている。歴代の書画家の大好物である。玉石のような色で、木魚のような音。琥珀より貴重で、美玉より価格が高い。硯の上物である。明高廉《遵生八箋》により、“質之堅潤、琢之円潤、色之光彩、音之清冷、体之厚重、蔵之完整”。